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「もじゃハウスプロダクツ」
ランドスケープデザイン&
建築設計事務所
〒606-8205
京都市左京区田中 上柳町 21
鴨柳アパート 1 階 1 号室
TEL 075-746-3413
FAX 075-746-3414
info@mojya-house.com

快晴の三連休が終わり、今日は雨が降る京都です。
今年はこの連休に合わせたように紅葉が見ごろでしたが、今週からは落葉が始まり、来月には京都の並木は冬の姿に変わっているのだろうと予想しています。「今年は紅葉が早い」と皆さん口をそろえておっっしゃっていますが、これが今までと変わらない秋の訪れであって、例年が遅すぎて異常気象だったのにと、私は密かに心で反論しています。

そして、雑誌House"n"Landscapeの2号を発売して一か月になりますが、実は連休前までも書店さんであまり動きが無いような様子を察知して一人心を痛めておりました・・・。
1号の表紙は一応「住宅」だと分かる写真を使っていましたが、2号の表紙は「植物の塊」だった為に、もしやアバンギャルドが過ぎて取っ付き難さ最大値に振れてしまったのではないかと。1号目が好評だったよと引き続きお取扱い頂いた書店さまのご期待を超裏切ってしまったかもと思うと、不安で不安で「次はもっと可愛い写真を使おう」とか、そんな事を布団の中で思う日々でした。
(私個人としては自分の個性をアバンギャルドだと感じた事は無いのですが「攻めてる」と言われる事が多いので、さすがに生まれて35年目の今年は自分の個性が攻めに傾いているという事実は受け入れるようになりました。)
そんな訳で、気が気でない日々を送りつつ、取扱店舗さまに個人的に立ち寄って本を買う際には、気が付かれない様にこっそり買ってこっそり帰り(ただし、領収証は貰わねばなりませんので、なるべく顔を存じないアルバイトらしき店員さんがレジに立つのを待って買います)という日が続き、連休が明けた昨日、全て売れたのでという内容の追加注文が入りました。
嬉しかった・・・けど、それ以上にホッとしました。

私には、もじゃハウスを設計できた暁には、もじゃハウスが完成するまでの自分が独立を目指すところからの話を一冊の本にまとめたいと言う夢がありますが、この雑誌はその夢の一歩でもあり、こうして本に関わるイロハを学びつつ、これから先も「本屋さん」に自分の本が並ぶよう、頑張りたいなと思っています。

そうそう、そんな私が最近好きになった本がこちらです。
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銅版画家の樋勝朋巳さん作の絵本です。
どちらも素敵な絵と、何よりもその世界観にどっぷりハマって、気が付けばAmazonで「マラカス」と検索している程です。鴨川でマラカスの音が聞こえたら、それは私かも知れません。
今日は雑誌の読み方と意味について。

何て読むのか正確に分からず、お相手を困らせてしまう事が多い「House"n"Landscape」と言う雑誌タイトルですが、読み方は「ハウス"ン"ランドスケープ」意味は「House in Landscape」です。

緑の景色の中に家があるイメージ。
「Landscape」という単語を絶対に入れたい。

このリクエストを踏まえ、アメリカ人の友人が「House in Landscape」を考えてくれました。しかも、「inを"n"と表示すると可愛いかも。トイザラス(Toys“R”Us)の“R”みたいな使い方で、アメリカでは時々そういう表示をする場合があるんだけど、絶対に"n"の方が可愛くていいよ!」と、紙に書いてくれた綴りがとってもしっくり来て、大満足で即決しました。
それが3年前の事だったでしょうか。
実は会社の名前にするつもりだったんです。
英語の会社名への憧れってやつです。お洒落でかっこいい感じ。
でも、いざ独立の際、知人友人には「意味が伝わらない」「何の会社か分からない」と絶不評の嵐でした。そもそも、ランドスケープ・アーキテクトと言う職業の私にとって身近な「Landscape」と言う単語が、日本では全く広まっていないのでそこからダメ出しです。しかも、私が日常的に使っていた「もじゃハウス」と言う名前でいいじゃないかと全員に言われました。もじゃハウスの響きがキョーレツ過ぎて皆の頭からはこれしか残らなかったみたいです。
そんな訳で、「とりあえず最初の数年だけだから」と言いながら、独立の日もあまり納得せずに「もじゃハウスプロダクツ」の名を掲げました。この後、アメリカ人の友人には不本意だと愚痴った覚えがあります。

と、こんな事があり、今は一番気に入っていた「House"n"Landscape」を雑誌のタイトルで蘇らせることが出来てとても嬉しいのですが、読み方不明で困らせてしまう現状を見て、会社名は日本語で良かったかも知れないと思う今日この頃です。
もちろん、私が設計したいのは庭だけでも、家だけでも無い、その全ての景色を作りたいんだよと言う思いから考えた「House"n"Landscape」は、言いたい事が全て入った最高のタイトルだと思っていますし、「もじゃハウス」と言う名前も伝わりやすくて気に入っています。最近は「もじゃさん」と呼ばれる事にも慣れてきました。

それにしても、名付けって大事ですね。