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「もじゃハウスプロダクツ」
ランドスケープデザイン&
建築設計事務所
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去年の夏にお邪魔した、デイサービスセンターの巻です。

こちらは、私の知人でもある園芸療法士の石神洋一さんが大阪府高槻市でやっておられる高齢者のデイサービス施設『晴耕雨読舎』さんです。常々共通の友人から「是非行っておけ!」とのお墨付きもあり、ある時、気になってホームページを拝見すると屋根の上がもじゃっていました。
「もじゃだ。。。」と思いながら見学のお願いの連絡をした時は春先で「今はもじゃってないですねえ。」と言うお返事でしたので、待つ事数ヶ月、梅雨明けしばらくした頃を見計らってお邪魔してきました。
この日は暑い日でしたが、電車とバスを乗り継ぎ到着した場所は、川や山に囲まれた、まさに「夏休み」のような風景が広がっていました。
その中に佇む平屋建ての佇まいと美味しい空気に暑さも忘れてちょっと感動。
建物自体がもの凄くもじゃもじゃと言う訳では無いのですが、畑や風景と相まってモジャッと感が出ています。
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ちなみに屋根は、簡単に言うと土の入ったパレットが乗っている状態です。なので、勝手に種子が飛んで来て根付いた雑草達がもじゃもじゃしている為、冬になれば枯れて、次の年はまた違う種類の雑草が繁殖する事もあるし、予測不可能。そんな理由もあって、春先に「まだもじゃって無い。」というお返事を頂いたという訳です。
確かホームページの写真はアワダチソウか何かだった気がしましたが、この時はコスモスっぽいです。
ちなみに、建物に土を乗せる場合は、重さの制約をクリアする為に、人口軽量土壌というヤシ等の植物の繊維を混合した軽くて保水性や保肥力に優れた特殊な土を使います。あらかじめ植物を植えなくても土の入ったパレットを乗せるだけでボウボウになってくれるので、この草屋根はお手軽でお勧めです。
「暑いですねー。」なんて言いながら施設のお話を聞かせて頂き、その後はゆっくりと中も見学させて頂きました。外の廊下も風通しが良くて涼しく、日よけのゴーヤも伸びていて、もじゃもじゃ感を演出しています。素敵。
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ちなみに、先にも書いた通り、代表の石神さんは園芸療法士でもあります。
なので、こちらの施設では無理の無い範囲で利用者の方々に野菜や花を育ててもらう事が出来る様、屋外には畑、園芸スペースがたっぷりとあり、屈むという動作がつらい高齢者の方々に合わせて、畑の形はレイズドベッドタイプが中心です。
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「いつもきれいに、なんて思い始めると手が回らなくなるし、畑だけが活動では無いので、割と丈夫な物ばかりをボウボウと生やしている状態になってしまっています。。」という様な事をおっしゃっていましたが、その頑張りすぎず、ゆったりとした感じが、この施設全体を包む暖かい雰囲気を作り出しているんだろうなあと思いました。
畑の直ぐ横には川が流れ、真っ黒に日焼けした子ども達が遊んでいたり、懐かしい夏休みの風景が広がっていて、車や人で混雑した京都市内に戻りたく無い気持ちでいっぱいになりました。
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建物のもじゃもじゃ感だけでは無く、石神さんの目指す場所に心から魅了された夏の日でした。
石神さんを始め、晴耕雨読舎の皆様、お忙しい中、本当にどうもありがとうございました。

NPO法人たかつき
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